ローディング

PROJECT STORY

「やるぞ!車種専プロデュース」篇

2018年02月

  • 代表取締役:上杉高之

    1995年入社
  • 担当:山田浩生

    商品開発部/2006年入社
    企画開発リーダー

ギョーカイ初挑戦!「車種専用商品」開発物語 <1>

アクア発売前夜。社運をかけたプロジェクトが始まった。上杉代表取締役の内に秘めた勝算を語る。

思い起こせば、2012年。常務(当時)の大英断によって、車種専の商品開発が始まりましたね。第一号はアクアのドリンクホルダー。まさかの大ヒットでしたね。

まさかの…っていうな。勝算はあったんだから。2011年以降、ハイブリッド車の売れ行きがどんどん上がっていたんだよね。省燃費一極集中ってぐらいね。そして、トヨタさんがアクアを出すタイミング。これは多くの買い替えユーザーが来ると察したわけだ。

その通りにいくとも限らないし。これでいけるなと思うのはいつですか。車種専に関してはぼくら初めての経験だったじゃないですか。売れてはじめて、予想より売れたな。という感触になったけど…。

まず買い替え予測を立てるんだが、通常は購買ユーザーの3%を確保できれば大ヒットと言われる。それが確保できれば十分に採算がとれる。投資に見合うチャレンジなのか?と自問自答しつつも、その責任はすべて私にある。ジャッジに迷いは…、ほとんどなかった。

…少しは迷い、あったんですね。プロジェクトを立ち上げた時は私ひとりだったから“頑張ろう”という気持ちだけでした。一般的なドリンクホルダーはエアコンの吹き出し口のフィンにホルダーを固定します。でもそうすると、風向きを変えられない。専用品だからこそ、その不便をなくす。しかもコンパクトで内装デザインに溶け込んで、違和感をなくさせる。ムズかしかったですよ。

しかも複雑な取り付け方法じゃダメだしね。凝った作りでコストアップになってもいけない。正直に言えば社内でも“リスキーなことしてるね”って声は聞こえてきた。だから絶対に成功させたかった

でも結果は大ヒットでしたね。今でも自分の担当した商品が『こんなに売れた』っていう話を聞く時がホントにうれしいですね。開発内容を褒められるより、そっちのほうがモチベーションが上がります。

これに関しては本当に売れはじめてから、ホッとしたというか。予想をはるかに超えてヒットしたんだよなあ。大ヒットが3%、5%なら特大ヒットと言われているが、この商品はなんと10%だもんな。『10台に1台がこの商品を買ってる』なんてデータを見た時には驚いたね。このヒットを見て、次の車種専、そして直近ではC-HR向けの商品も開発しました。これはコンセプトを大きく変えたよね。アクアの購買層と違うから高級感をアピールした。

曲線を強調しつつ内装に馴染むデザイン、トヨタ純正色に限りなく近づけたメタリックフレーク入りのピアノブラック塗装、商品パッケージの加工まで。細かい配慮を惜しまずに投資していったので原価は高くなっちゃいましたが、完成度は満足です。でも今だから言うんですけど、この価格帯のドリンクホルダーが売れるのかどうかは心配でしたね。

何言ってるんだ。これも売れたじゃないか。一時は15%の装着率だっていうデータもあった。今や車種専は車種を増やし、アイテムも増やしつつある。ボクのアタマの中からはアイデアならナンボでも出てくる。

あの~、常務(当時)のアイデアにはいつも感心させられっぱなしですけど、あんまり無茶ぶりしてこないでくださいね。