ローディング

PROJECT STORY

「趣味を楽しく!新ブランド・VISOA」篇

2022年02月

  • 代表取締役:上杉高之

    1995年入社
  • 企画担当 T・K

    商品開発部/2014年入社

YACの新たな挑戦!注目したのは「クルマと遊び」

アウトドアな遊びにはクルマが不可欠。趣味をもっと楽しむためのアイデアを形にしていったのはヤックの趣味人たちでした。

「VISOA」というブランドネームは社内公募で決定したものだけど、なかなか良いネーミングだね。「ASOBI(遊び)」を逆さまにして「VISOA(ビソア)」。BをVにしたのもこだわりの一つなんだよね。

その方がロゴの見栄えがいいと思ったんです。アウトドアな遊びに行く時、クルマって必要不可欠だと思い至ったことがきっかけで始まったプロジェクトなので、このブランドネームはぴったりだと思います。

アウトドアな遊びで例に上がったのが「釣り」「サイクリング」「アウトドア」だった。偶然にも社内にはボクやKくんを含めて釣り好きがたくさんいたから、製品のアイデアは多く出てきた。車内にロッド(釣竿)を収納するロッドホルダーなど、釣りに関連したカー用品は既に世に出ていたけれど、使いにくいものも多い。その使いにくさを解消する製品には絶対に需要があると確信していたよ。

実際、自分が釣りに行く時に「こんなモノがあればいいのに」と思ったアイデアを元に開発を進めています。自然とユーザー目線になるんです。ロッドホルダーひとつとっても、それまでは車内に取り付けると取り外すのが一苦労というモノが主流でした。例えば、子どものいる家庭の釣り好きのお父さんが、家族を乗せてクルマを運転する時。ロッドホルダーがあるとどうしても車内が手狭になるし、取り外しが大変だから一度外したらまたつけるのは面倒になってしまいます。だからこそ、取り外しが簡単なロッドホルダーを開発できれば、競合他社の既存商品との差別化になると思ったんです。

ロッドホルダーを取り付けるバーを応用することで、サイクルスタンドにも活用できる。VISOA製品の活用の幅が広がるというワケだけど、これも他社に負けない強みの一つ。あとは、どう売っていくのかが重要。アウトドアアイテムは有名アウトドアブランド「LOGOS」様とコラボすることで注目を集めることができたけど、問題は釣りとサイクリングのアイテム。カー用品店で販促キャンペーンをしても、釣り好き、サイクリング好きに訴求できるとは限らない。

だからこそ、釣り具店での販促だったんですよね。

釣り関連の道具が欲しければ、釣り好きはカー用品店ではなく、釣り具店にいくからね。その前に釣り具の展示会に出展した時も、多くの方に興味を持っていただけた。多くの釣り具メーカーが軒を連ねる中にカー用品メーカーが出展しているワケだから、どんな反応が返ってくるかと思ったけれど、VISOA商品を見ながら「この商品は使いやすいね」「これはこうやって使うともっと便利だろうね」といった好意的な声を聞くことができた。VISOAの商品には確かに需要があるということが分かったし、ユーザーがさらにどんなものを求めているのか生の声を聞くことができた良い機会だったね。

この時の経験をきっかけに全国各地の釣り具店で販促イベントをするようになりましたね。ボクもスタッフとして現場に立つことがあります。実際にユーザーの声を聞けるのは嬉しいですね。出張になってもいいから、他県の釣りスポット近くのイベントに参加したいっていう釣り好き社員もいますよ!

…実はボクもそう思ってるんだけどね(笑)